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2006年03月05日

あなたはあなた

アイデンティティ・クライシス
っていう言葉を最初に耳にしたのはいつのことだっただろう。
identity crisis:
【企業や組織が、その存在意義、目標などを見いだせずにいる様子、またそのことによる混乱】


正確にはマーケティング用語か企業向けの言葉かなんて分からないけれど
そのまま個人にあてはめれば
それはそのまま「自分探し」っていうことなんだと思う。

そして、この言葉も最初に耳にするようになってから
ずいぶんと時間は経っているような気がするけれど
この傾向は沈静化するどころか
ボクの周りではますます広がって深刻化しているように思える。

- - -

糸井さんとこでエッセーを書いてる
山田ズーニーさんのおとなの小論文の最新号
「アイデンティティを組み替える」を読む。


子育てから解放されたお母さんの悩みの原因は
お母さん自身のアイデンティティを失ったことによるものだったんじゃないか?
…ということで書かれている今回のエッセーは
彼女の温かいお母さんを思う愛情に包まれた言葉ではあるけれど
いや、愛情いっぱいに書かれているからこそ
同世代の両親を持つボクとしては
深く、痛いほど、胸に突き刺さった。

そして、この問題は両親という特別な事例だけでなく
あと数年でやってくる団塊の世代の定年退職後の問題としてだって
自分の周りを見まわした同世代の友人の問題としてだって
「自分の居場所を探し求める現代社会の共通問題」
として捉えることが可能だ。


前出のズーニーさんのエッセーによれば
アイデンティティの再構築のキーワードは
「連続性」と「構造」なのだそうだ。

詳細はボクの拙い文章で説明するよりは
彼女のエッセーを読んでもらうのが一番だと思うので書かないけれど
崩壊した自己を取り戻すためには
今まで自分が自分として培ってきた
「周囲との関係性の再構築」という捉え方はとても正しいと共感するし
「自分が自分であるために、一人の他人を要する」
とまとめられる言葉の意味も
なるほどなーと深く頷くことが多かった。


- - -

昨今の戦争の根元は
宗教戦争だと例えられることも多いけれど
これだってよくよく考えれば
「民族というアイデンティティを衛る・取り戻すための戦争」
と言い換えが可能なんじゃないかと思う。

「すべてが自分が自分であるために」
という、時代が抱える現代人共通の悩みなのかもしれない。


このような問題を考えるとき
小さなボクの胸は
「どうすればいいだろう、なにができるだろう」
という思いに溢れ
そしてなにひとつ解決に貢献できない自分の無力さを感じて苦しくなる。


まぁ、戦争のように他者が無理矢理介入してくるような
大きな問題は別格として
ボクの周りで、胸を痛めながら本当の自分を探し求める人たちに
ボクはこの一言を届けることしかできないけれど
せめてこう話し始めることから始めたいと思う。


「どんなに状況が変わろうと、ボクの中では
 あなたはあなたなのでどうか安心して下さい」と。

あなたはあなた。
あなたはなにも失ってなんかいないのだ。



最後に、去年に記事でも紹介させてもらったけれど
キャサリン・カーディナルの「自分を取り戻す10のヒント」(同文書院)の要約だけ書かせてもらいます。

1.たとえどんなに「素晴らしい人」でも、一緒にいると居心地が悪くなるのなら、その人とはつき合わないことです。

2.「理解できない人」を、無理して理解しようとしないことです。

3.あなた以上にトラブルを起こしがちな人とは、距離をおいてつき合うことです。

4.身体が「言っていること」に耳を傾けましょう。理性はときにウソをつくこともありますから。

5.NOと言ってもいいのです。気を変えたっていいのです。本当の気持ちを言うようにしましょう。

6.あなたにとって良くないことは、他人にとっても良くないのです。「他人のため」と思っても、自分に合わなければしないことです。

7.自分のできる範囲のことをしなさい。できないことはしようと思わないこと。

8.他人が自分をどう思うかを、しばらく気にしないでいましょう。

9.どこにいようとも、そこにはあなたのいる意味があります。

10.毎日、自分を褒めてあげましょう。あなたにとって一番大切な人はあなたですから。


posted by 石山城 at 14:20 | Comment(5) | TrackBack(0) | Diary / 日記| edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アイデンティティだったんだ。
ときづかされました。

読んでいて涙がでそうになりました。
おとなの小論も見ました。
4人の子供を育てた私の母のことのようで。

絵にかいたような専業主婦でよき母親だった母は
子供がみんな独立して、行き場をうしなったように元気がなくなり、気力がなくどんどんやつれていきました。
そこに私は何かやったほうがいいよ、と
色々と進めましたが、それは見当違いのことだったんですね。
求めていたものはそれじゃなかったんだ。

独立してからというもの、会うたびに
「しーちゃんはいいね。好きなことが仕事にできて。
おかあさんはなんもないよ。どうしようもないね。」
と寂しそうにいうのです。

最近元気を取り戻したのは、兄の子供が産まれて
一緒に住んで面倒をみることになってから。
とてもイキイキとしています。

そういうことなんですね。

定年まじかの義父が孫の声が聞きたくて
しきりに電話をしてくるのも。

>あなたはなにも失ってなんかいない

この言葉をいってあげたいな。

Posted by しーちゃん at 2006年03月05日 23:22
「どんなに状況が変わろうと、ボクの中では
 あなたはあなたなのでどうか安心して下さい」

そう言ってくれる人が一人でもいたら、どんなに心強いだろう‥‥。

私はどうかな‥‥。
いつのまにか、人にも自分にも多くを求めてしまっているかもしれないなぁ。反省。
Posted by のりっぺ at 2006年03月06日 02:50
最後のやつ、いま自分を見失ってしまっているであろう知人に贈ってみようと思います。

城さんの過去の記事も読みましたが、私もちょうど同じ頃(1999年頃)、自分でも信じられないような自暴自棄・・というか無気力な状態に陥りました。
その時に、こんな本に出会ってたら、もっと早くにトンネルを抜けられたのかもしれないな・・なんて思ってしまいました。
(城さんの過去記事を読む前、この度の記事を読んだときにふっとそう思ったのです)


知人にも、1日も早く、前を照らす火が見えてきたらいいのに・・と願うばかりです。
Posted by TOMOKO at 2006年03月06日 05:03
ちょっと違うかもしれませんが、

僕の思ったのは、『ない袖はふれない』

無理なことは無理。それが解らずできると思い

精神的に壊れかけました。

キャサリン・カーディナル<読んでみようかなと
そそられました!!!

Posted by V2(えん) at 2006年03月07日 01:46
 みなさん、温かいコメントありがとうございます。これを書いた当の本人としては、「アイデンティティ(自尊心)の問題だったんだ」ってわかったとしても、じゃぁどう対処すればいいんだっていう解答は出せずにいながらも書いちゃったんですが、ともかく、むずかしい理屈は抜きに、ボクは「あなたはなにも失ってないし変わらないし、あなたはあなた」っていう言葉だけを伝えたかったんですよね。

 うまく伝わっているかどうかわからないけれども、なにかを感じて貰えて貰えたのならボクはラッキーです。感謝。
Posted by 石山>おーる at 2006年03月08日 02:56
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