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2007年06月13日

インターネットを用いたアンケート調査結果の落とし穴指南

 ンターネット利用者総数は8226万人、ブロードバンド世帯普及率が50.9%(インターネット白書2007:参考gigazineさんになった今日の日本では、ボクたちマーケティングに関わる業種の人たちにとって、迅速で、安価に、アンケートデータを収集できる専門の会社も増えてきたことも手伝って、それらのデータを目にする機会も増えている。

 様に、一般のニュースでも、プレスリリースと称した「〜〜〜に関する調査」という記事で目にする機会は日増しに多くなってきている。


 かしながら、こういうデータを扱うには、それなりの注意点というのがある。

 今回は特に『インターネットを利用したアンケート調査の落とし穴(注意点)』ということで、簡単に書いてみたい。

 - - -

■インターネットを用いたアンケートの落とし穴


 先ず第一に、言われてみれば当たり前なんだけれど、意外な落とし穴として見落としがちなのが、


 『それらは、インターネットを利用して集められたデータである』ということ。


 え? ナニをバカなことを書いているのかって?

 はい、わかっています。 だけど、この文章には深い意味があって、それは…


 ・インターネットを介してアンケートに答えることの可能な人(パソコンやインターネットをある程度使える人)が、

 ・なにかしらのメリットを受けるために、どこかしらの会社やグループに自ら所属して、

 ・そして自らの意志で参加して集められたデータである


 …ということを意味しているのです。


 すべてのデータがそうだと言ってるわけではなくて、そういうことが多い……ということを、ボクたちは忘れちゃいけないということ。



 少なくとも、うちの田舎に住む、年齢も70を超えたお袋は、どう頑張ってもこのアンケートに参加して自らの意見を発信することすら不可能なのは、歴然とした事実だ。




 ということで、ひとつの例として、本日発表になったこのアンケート調査をサンプルとして説明したい。



第4回旅行に関する調査--予約や申し込みもリアルからインターネットへと移行 - CNET Japan第4回旅行に関する調査--予約や申し込みもリアルからインターネットへと移行 - CNET Japan【e】
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 このデータは、リンク先のタイトルにもなっているように、『旅行』をテーマに収集されたアンケート結果である。


 簡単にかいつまんでこのアンケート結果の結論を書くと次のようになる。

 ・旅行に関する情報収集について:インターネットの利用率は過去(2~3年前)においては、わずか22.0%であったにもかかわらず、現在では69.3%、そして今後において81.0%とその利用率を大きく伸ばしている

 ・一方のパンフレット:過去においては40.3%もあった利用率は、現在で17.0%、そして今後においては8.7%とその利用率を30%以上も下げている



 概ね、このアンケート結果だけを見れば『パンフレットにお金を注ぐよりも、インターネットによるPRに尽力していった方が得策ですよ』と見える。


- - -


 こで、前述のボクの『落とし穴指南』である。


 繰り返しになってしまうが、このサンプルデータはーーー

 ・アンケートに答えられることのできる環境にいて、
 ・それを答えることのできる能力と
 ・意思のある人たちによって

ーーー集計されたものであるということね。




 この大前提を踏まえれば、そりゃー、インターネットを今後も大いに利用したPRが望ましい結果になるのは、火を見るよりも明らかじゃないか(と、思えなくもない)


- - -

■一歩踏み込んで考える 1


 れでは、一歩、このアンケートに踏み込んで考えてみて、『このデータはナゼ取られたのだろう?(意図と目的を考察)』と思考回路を働かせてみたい。

 なぜなら、このアンケートを集計するには、それなりのコストが発生しているはずだし、それを依頼しペイした会社があるはずで、それは即ち、何かの目的が存在すると推測できるからです。

 しかしながらここから先は、ややもするとこのアンケートに対するボクの非難と受け止められかねない内容になる可能性もあるので割愛し、どうか、こういう方向性で考えることも大事ですよ、というメッセージだけに留めたい。




■一歩踏み込んで考える 2


 は、本来の「旅行の申込み」をテーマにしたアンケートは、どのような形で行われるのがベターだったのかを考えてみる。


 この問題は正確に書くと『インターネットによって集められたデータの結果がどうだったのか?』ではなく、


 『旅行会社や旅行代理店に実際に申し込まれた、実際の申込み形態と、契約に至る接触媒体はナンだったのか?』を明かにすることである。


 これが、仮に旅行代理店がクライアントで、今後のプロモーション戦略を練るときに必要なデータを求める際の、正しいアンケートの形であるとボクは思う。


 …と考えれば、サンプルを採る実施場所は、実は「社外」ではなく、「店頭や社内データではないか?」ということになる。(もちろん、旅行代理店を横断する目的のアンケートであれば、またちょっと方法は変わるだろうが、ここでは詳しくは書かない)


- - -

■一歩踏み込んで考える 3

 このように、アンケートとは、


 ・いつ
 ・どこで
 ・誰に、
 ・どんな形で
 
 収集されたのか? 


 ということで、ずいぶんと結果が変わるものであることを踏まえて、これからのアンケートデータを取り扱ってもらえれば、「木を見て森を見ず」の事態には陥らないのではないかとボクは思うのですがいかがでしょう。

 「データ・リテラシー」という言葉があるかどうかは知らないけれど、そういうことだと思う。(リテラシーは流行ですから(笑))


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■補足:

・インターネット世帯浸透率とは:接続場所を問わずインターネットを利用している人(3歳以上)がいる世帯

・インターネット世帯普及率とは:自宅でインターネットを利用している人がいる世帯

※各々の分母は、「住民基本台帳」を乗じた結果のパーセンテージにより示される。(「インターネット白書2006」監修:財団法人インターネット協会より抜粋)


- - -
■参考リンク:

 ・日本人が利用している動画投稿サイトは「YouTube」が93.3%で1位(gigazine)“最新のインターネット白書2007の数値が紹介されています”
 ・「インターネット白書2006」で見るインターネットの現在(internet.watch)

- - -
■中国(アジア)の参考アンケートリンク:
 ・ライフスタイル > 食・外食「おごる?おごられる?」(中国情報局)

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■他の『マーケティング・広告カテゴリー』を見てみる


posted by 石山城 at 17:35 | Comment(2) | TrackBack(0) | Diary / 日記| edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
拝読させていただきました。石山さん節が出てますね♪

マーケッティッングについて恥ずかしいほど無知なので、コメントは残さずに…とも思ったのですが、石山さんが毎日こうして元気よく記事を書いたり、様子を変えたりして、観る側を楽しませてくれていると考えると、コメントを残さないのは、ちょっと失礼かな?と思ってしまったので、コメント残しますね。(言い訳がましくてごめんなさいw)
*=*=*=*=*=*=*=*
私は、大学時代、哲学を専攻していたものの、心理学にも興味があったので、二科目並列勉強していました。

ある日、哲学思想の教授に自分の解釈を述べたところ、「ここは心理学科じゃないんですよ、転科しますか?」と言われました。

それまでは「哲学も心理学も、人間の頭の中の学問だもの、一緒でしょ?」と大きな勘違いをしていたので、教授に言われたことに驚きを隠せませんでした。それからというもの、次第に私の心は心理学の勉強に惹かれていったのでした。

ところが、心理学を知れば知るほど、心理学と哲学の違いに気がつき、自分が学びたいのは哲学であることを知りました。

あくまでも私の個人的な見解ですので、どうか批判だとか、勘違いされないでください。
(不適切な場合は、削除してください)

心理学は統計学で、哲学は思想学であると理解し、今でもそう思っています。故に、統計学というからには、多くの人気に統計を取り、それを「一般的にはこんな結果がでてますよ」と、うたうだから、結論はきわめて危険な場合もあるのだと、感じたのです。
*=*=*=*=*=*=*=*

石山さんが「すべてのデータがそうだと言ってるわけではなくて、そういうことが多い」とか「一歩踏み込んで考える」でおっしゃっていることに共感して、こんなに書きまくってしまいましたが、まさにその通りだと思うのです。
- - -
いつ、誰が、何処で…などの全ての環境が同じ人間はいない。

もし、仮にいたとしたら、サーベイにならない。では、なぜサーベイを取るのか?

同じような環境下にいる人でも、みんなどこかちょっと他人と違うから?
- - -
心理学の統計は、性別、年齢、職場など色々な項目が同じ人々をグループ・タイプ化した上で、このタイプの方はこういう傾向にあると、「情況」を結論づけるようですね。

一方、哲・思想学でも統計をとるならば、「無は無ではない。なぜなら、無があるのだから」と考える学問が故に、「どう思うか」という「存在理由」を結論づけるのではないかと、思えました。

私の個人的な見解を長々と書いてしまいましたが、これらを念頭にある私の頭が、石山さんの見解を読んで、とても納得させられました。現代哲学的思想(マーケッティングにおける)と、心理学的検証が絶妙なバランスで物事考えていらっしゃるようですね。あやかりたいものです。レクチャーしてください、Skypeで^^
Posted by 匿名りさ子 at 2007年06月14日 12:10
ところで「サーベイ」ってなんですか?
Posted by がりたっぱ at 2007年06月14日 21:47
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