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2005年10月13日

チャールズ・R・ジェンキンス氏の「告白」

 拉致被害者、曽我ひとみさんの夫であるチャールズ・R・ジェンキンス氏の「告白」(出版社: 角川書店)の発売に合わせ、夕方のテレビでは氏の記者会見の様子が流れていました。

- - -

このニュース映像を見たとき、ボクはなんともやるせない思いで胸がいっぱいになったんだけど、その理由は何なのかしばらく自分の腑に落ちるまで時間がかかりました。


えーっと、これからボクがいろいろ書く前に、先に言っておきたいんですが、ボクはこの本をまだ読んでいないので内容については一切知りません。

その上でこの記事を書いているんですが、ボクは「内容うんぬん…の話ではなく、この本が出版されるいきさつ…というか、情報の発表のされ方に疑問を持っている」という方が正しい表現なのかも知れないということを予め了承して下さい。




それは、ボクは北朝鮮拉致問題を追いかけているジャーナリストでもなければ被害者たちの関係者でもないので、一般的な日本国民が知る程度の情報しかこの件については知り得ていないのですがーーー

この「告白」という本のAmazonのレビューに目を通してみれば、
出版社 / 著者からの内容紹介:
韓国駐留の米軍兵だった彼が北朝鮮へ渡った理由、曽我ひとみさんとの運命の出会い、拉致の実態と他の被害者の消息、等々…。沈黙を破り、すべてを明らかにするノンフィクション。


ーーーという内容を鵜呑みにするのであれば、現在、拉致だけでなくテロなどからも自分の身は自分で守らなければならない昨今、こんなにも有益な情報を、なぜ、いち出版社が販売権を独占し、お金を出して買わなければならないのか?という疑問が単純にわき起こるわけです。



まぁ、もちろんボクもメディアに多少は関与している人間なので、出版社のレビューは、あくまでも「より魅力的な商材にするためのキャッチコピーである」ことぐらいは理解しているし、内容も直接的な拉致問題の実態には触れられていないと大方の予想はつきます。(理由は端折りますが、そういうものです)


で、間違って欲しくないのは、ボクはこの本の著書である氏にケチをつけているわけでもないし、内容にケチをつけているわけでもない。


では、何にやるせなさを感じるのか?


繰り返すがボクはこのような出版物(経済活動)になるのは別に構わないと思っているのです。


しかし、その前に「政府として、拉致被害にあわれた方々からこれまでヒアリングしてきた内容や、これまでの事実関係を正式に国民に発表する」という通過儀式を経てから、このような出版物なり雑誌なり…という一般大衆の商品になるべきなのではないか?ということを強く感じているわけです。


(ボクが知らないだけなのかも知れないが)ボクの知る限り、拉致問題に関して、その後の正式な政府のレポートなり記者会見なりを国民の理解できる形で行われていないじゃないか?という認識は間違っているんでしょうか?(Yahoo[北朝鮮日本人拉致問題カテゴリー一覧]


現在進行形の事件としてみても、現在も北朝鮮に拉致被害者として日本人が居るであろうことは把握していながらも、いつ助けられるのかも分からない状態が続き、まして曽我さんを代表とする被害者が無事帰国しある程度の情報も入手しているにもかかわらず、それらしい正式見解もない(できない)日本政府の対応の情けなさにボクは憂いているのです。


「よもやこのような世界情勢のさなかに、新たな拉致被害者もなかろう…」という甘い認識のもと、当時のそれらに関する情報は開示されないのは多少理解できないわけでもないし、あるレベルまでの情報漏洩禁止を約束させられたプロセスを経て解放されたご家族の身の安全も大事なのも理解している。


しかし、周囲を海で囲まれた我が国は、どのようにして拉致問題は起こったのか?どんな手段だったのか?何がいけなかったのか?そして今後どうしなければならないのか?…という事件の真相を知ることは、自分自身を守るための自衛手段に最も有益な情報であることは確かだし、知る権利だってあるはずだ。

ましてや、仮に、今、拉致されたとしたら、国が守ってくれないという現実をイヤというほど見せつけられているのに、である。




国民の生命の安全を第一義とするのが国家であるならば、まず「国民が安全で安心できる状態である」ことに関わる情報は、どんな情報よりも優先させて周知させなければならないことなんじゃないだろうかと思うわけです。


誤解を恐れずに書いてしまえば、郵政民営化や年金問題といういわゆる経済問題も大事だけれど、それよりなによりも、国民の生命や安全の方が大事で優先されるべきなんじゃないかと思うボクの倫理観は間違っているんでしょうかね?



しかし、残念ながら、政府が拉致問題に関してなにをしてるのかも伝わってこなければ、正式会見もなしで、6ヶ国協議も結局日本にとって何だったのかもまったく分からない状況のこの国っていったい何なんだ?と思うわけです。


このような倫理観というか国家論を前提に踏まえて冒頭の出版記者会見を見た場合、この問題に対して、国として、政府としての正式見解などのプロセスを一気に端折られて世の中に商品が出回る今回の経緯に、日本政府に対するボクの落胆がより一層深くなるばかりなのである。



- - -

1)憂鬱感
2)不安定感
3)無目的
4)孤独感

スイスの神学者エミール=ブルンナーによれば、
この4つの要素がヒトラーを輩出した時代背景なんだそうだ。


この時代背景って何やらどこかの国の状況と酷似してませんか?



…などという話を今日の昼間、知人に教えられてきたばかりなのだが、どこまで国民を不安に落とし込もうとしているんですかね、この国の偉い人たちは。


今、ボクはあらためてこの国に対して「*失望した」と告白したい。




*【感動した!】の反意語と捉えて下さい。


posted by 石山城 at 02:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | Diary / 日記| edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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